知り合いで、一見、顔つきも普通の子がいました。以下、B子。(ADHDの傾向あり)
ただ、気になる点があります。それは、「何もないところでよくこける」のです。
最初は、ぼんやりしていたのかな?疲れていたからかな?と思い、B子に対して特に気にしませんでした。
なぜなら、B子は落ち着きはないものの、よく喋ることができるし、お勉強も出来るし、しっかり先生の話を聞いて動ける、しっかりした子だったからです。
ですが、何もないところでこけてしまう回数が増えて、怪我をし、何かおかしいと感じるようになりました。
その子を観察してみると、下記が気になりました。
- 体全部を使って全力で走ったり運動することができない
- 階段で足を踏み外すこともある
- 力加減が上手ではなく、冗談で叩いた力が強い
- 嗅覚が他の人より敏感
- 運動があまり得意ではない
- ピアノの上達が遅い
- 平均台でよく足を踏み外す
偶然、運動療育をしている方に相談してみると、「ボディイメージ」が関係しているのでは、と言われました。
子どもの発達には順序があり、下記の感覚の土台が大事とされている。順番を間違えたり、土台が十分でないと、バランスを崩してしまう。上手く出来なかったりする。
B子には、言葉や勉強よりもまず感情の土台を確立させる為に、感覚運動などの運動が大事なのかもしれない。B子の家では、こちょこちょ遊びやマッサージ、砂遊び、粘土、下の子が遊んでいるボールプールや水遊びなどの感覚遊びを取り入れたそうです。
感覚の土台(五感や固有感覚、姿勢•バランス感覚)
↓
ボディイメージ(運動のコントロール)
↓
目、手、言葉
↓
自分の感情をコントロールしなが、他者とコミュニケーションし、うまくやっていく