ワクの視力の低下③眼科で視力検査

注意欠如・多動症(ADHD)

①遠くて大きい眼科と②近くて学校医のいる眼科、どちらに行くか悩んだ末…

②に行くことにしました。

決め手は距離や時間でした。今後メガネを作ることになれば、何回も通うことになるし、駐車場もあるので車で行けるし、下の子がいるので、なるべく近場で早く済ませたら助かるなと思ったからです。

眼科へ着くと、初めての場所に少し動揺をしておりました。歯医者や小児科が嫌いなワクは、お医者さんのような場所に警戒をしながら、携帯ゲームをしたがりました。それでも、早く帰りたがり、時々大声を出したりソワソワして待っていました。

一般の客は3-5人おり、ワクより後に来た人もワクより前に検査を終わらせていたので、早くワクの順番が来てくれるのを願いながら、待つこと20-30分。検査場所に人が誰もいなくなった時に呼ばれました。

検査の流れは1.オートレフラクトメーター、2.ランドルト環を使った検査、3.眼科医師の診察

1、オートレフラクトメーター

オートレフラクトメーターとは、球面度数(目のカーブ)や乱視度数、軸度から近視・遠視・乱視の有無や程度を測定する検査。機械にあごとおでこを乗せて、気球の絵を見る。あごとおでこをのせて静止した状態を30秒前後しないといけない検査。最初は怖がり、あごとおでこを数秒のせたらすぐ離して動き回るので、出来ませんでした。頭を抑えてやってみたのですが、余計に恐怖で動き回り、測定できずに終わりました。

2、「ランドルト環」を使った検査。

アルファベットの「C」のようなマークを用いた視力表。上下左右に切れ目が開いたマークは、下へ向かってサイズが小さくなっており、視力表から5メートル間隔を取った場所から、指示されたマークの切れ目を指せるか否かで視力を判定する。はじめに片目ずつ測定する為、メガネをかけようとすると、怖がりイヤ!と言って逃げてしまったので、メガネをかけて片目ずつの検査をすることができませんでした。仕方なく両目でランドルト環を用いた検査をするのですが、穴の空いた方に指差しが出来ません。すると検査の人が、Cの大きいカードをワクに渡してくれて、「いっしょいっしょしてみて。向こうの絵とこのカード、一緒にしてみて」と言ってくれ、ワクはそれを聞いて、渡されたカードを遠くに移しているランドルト環と穴が同じようになるように合わせることが出来ました。ワクには難しいかなと思っていたのですが、合わせることが出来ていたのでとても嬉しくなり、出来たら褒めて、次々と検査を進めていきました。何回かすると飽きて、どこかへ行こうとしたりしたので、正確ではないけれど大体両目で0.9見えていると判定が出て、「両目でこれだけ見えていたら、今は様子を見て大丈夫と判定されました。

3、眼科医師の診察

ランドルト環の後に医師との診察があったのですが、診察に呼ばれるまでにまた10分〜程の時間がかかり、1.のオートレフラクトメーターで怖がり興奮したワクは、待っている間も帰りたがり大声や多動が増えてきていたので、携帯ゲームを見せながらなだめて待っておりました。検査中に待っている他のお客さんから大注目され、なかなか検査が進まない間は他のお客さんを待たせていたので、周りには申し訳ない気持ちでいっぱいでした。早く終わりたい!早く診察に呼んでほしい!と願いながら待つこと約10分、ようやく名前を呼ばれて診察室に入りました。

優しそうな女医さんでワクは緊張が少しましになったようでしたが、診察室が薄暗く、何をされるかわからない恐怖で帰りたがりました。ワク1人では座らなかったので、私の膝の上に座らせるようにして、目に時々ライトを当てながら怖がらないように診てくれました。

眼科医師が「少し近視が進んでいるようです。お家で結構TVやタブレットを見せていませんか?30分程度に時間を決めて見せた方がいいですよ。一度近視が進むと戻らなくなるので。今ワク君の様子を見ていると、視力検査もメガネの装着も難しいと思うので、なるべく近視が進まないようにお家で頑張って下さい。もし精密検査をご希望であれば、大学病院で出来ますので、ご紹介いたします。この状態では、また小学校の視力検査で再検査のプリントをもらうと思うので、またお越し下さい。」

と言って終わりました。

料金の支払いを合わせ、結局1時間程かかりました。とりあえず大体両目で0.9見えているということと、大学病院での精密検査は大変そうなので、成長とともに普通の視力検査ができるようになることを願いながら、しばらく様子を見ることにしました。

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました